輸送の安全に関する内部監査を実施しました

輸送の安全に関する2024年4月1日施行の法令改正に伴った以下の2項目について、内部監査を行いました

①点呼の様子の動画保存及びアルコールチェックの様子は適切に行われているか。
②1日の拘束時間は13時間以内に収められているか、また休息時間は9時間を下回ってはいないか。

①については、対面点呼では、点呼場所に録音録画が可能な小型機器を導入し、映像と音声を録画しておりました。
また、電話での点呼の際は、点呼実施者とドライバー双方の音声を録音していました。
対面点呼・電話点呼どちらも適切に都度、外部ハードディスクにバックアップが取られ、90日間保存されていました。
機械トラブル等で、撮影したつもりが確認の際、保存がされていなかった場合には、運輸支局に相談し、点呼簿に「機械トラブルにより録画失敗」などの記述をしておけば良いとの指導がなされ、指導通りに記載がされている事を確認しています。

アルコールチェックについても同様で、対面点呼の際は勿論、宿泊を伴う電話点呼の際にはアルコールチェックをしている様子、並びにアルコールチェックで「0.00mg/L」の表記が表示されている画面も適切に保存をされていました。

②については、弊社は撮影が目的の運行が多いため、最初の申し込み時から受付担当が貸切バスドライバーの拘束時間を細かく説明していました。稀に、拘束時間が法令で決められた時間以上となる場合には予め、2ドライバーまたは、ドライバーを途中交替するという形で運行を組み立てていました。
当日の都合で拘束時間が伸びる時には、急遽、交替ドライバーを派遣する対策も取られています。
また、最近では、予備のドライバーを必ず一人は常時待機させることにより、急な交替にも対応できる対策を取っているという点では安全な運行に対する積極的な取り組みと評価できます。
運行の申し込み時に、ドライバーの拘束時間等に関する関心を促すため「安全運行への取り組みとお願い」と言った書類もお客様に確認してもらい理解を求めているとのことです。

運行を申し込んでくるお客様も昨今は、ドライバーの拘束時間への理解が深まっているようではありますが、安全な運行の為の啓発活動もHPなどで行えれば良いかと思われます。

来年度も2026年2月に監査を行う予定です。

株式会社らんぷ屋. 旅や市兵衛